今月、単行本が出版されます。

今回は、第二次世界大戦時のベルリンが舞台です。
ナチ政権下を生き延びたユダヤ人の方々を取材し、また、ユダヤ人を救った日本人たちのことや、当時の町の様子について書かせて頂きました。

『いのちの証言 ～ナチスの時代を生き延びたユダヤ人と日本人～』（晶文社）
アマゾン：　いのちの証言: ナチスの時代を生き延びたユダヤ人と日本人
目次など詳細情報：　http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784794969521

ナチスの時代を実際に体験し、まだご存命でいらっしゃるユダヤ人の方々にお話をお伺いしたので、それは幼少～青年期の体験になります。
子どもの目を通した、迫害の辛さや死への恐怖。
残忍なシーンが登場しないだけに、リアルに伝わってくるものがあると思います。
また、死を目前に生きようとする人々の姿をできるだけ詳細に書き起こしました。
ですから、これは死を語った書ではなく、「いきる」ということへ向けた書でもあります。
なので、若い世代の人にもお読み頂けたら…と心から願っております。

1月25日発売です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

六草いちか拝